【blog】抜歯回避エクストルージョン
こんにちは。神戸市の歯科技工所 株式会社いれ歯やさん 吉原です!
歯を抜かないといけない😭
入れ歯、インプラントどちらにしようかな?
と、お悩みの皆さん!
まずはエクストルージョンを考えてみませんか。治療が出来るかどうかは、診断してもらって治療出来るならご自身の歯で差し歯を作る事ができます✨
エクストルージョン(歯根挺出術)とは?
虫歯や歯の割れによって、残っている歯が歯肉の中に埋まってしまっている状態のとき、被せものをするのに十分な位置まで、矯正的に歯の根っこを引っ張りだす治療です。歯医者さんの教科書的には、歯肉に埋まっていたり、虫歯が歯肉よりも深い位置に入ってしまっている歯は抜歯することになっていますが、抜歯せずに温存する治療方法の1つです。
治療のメリットとデメリット
【治療のメリット】
〇歯を抜かないで済む
〇歯肉の下の虫歯にも対応できる
【治療のデメリット】
- 治療期間が長い(約2~3ヶ月)
- 挺出により、歯根の骨に埋まっている部分が少なくなり(=歯自体の支えの部分が少なくなるため)長期的には、健康な天然歯よりも寿命が短くなる傾向がある
なぜ、エクストルージョンが必要なのか?
歯の被せものを外れにくく、十分な強度にするためには、歯肉の外に出ている健康な歯の高さが最低1mm、可能なら2mm以上必要です。ここが不十分な状態で被せものをすると、すぐに取れてしまったり、長い目で見ると、歯根に過度の負担がかかり、抜歯が必要な歯根破折につながったりします。
取引先の医院症例写真(写真提供:ひしかわ歯科クリニック様)
エクストルージョン治療途中の写真
治療後の写真